BBコミュニティ第4期に参加してます

【体験レポート】BBコミュニティ第4期に参加してます 日記
この記事は約12分で読めます。

お久しぶりの日記です。
日常の変化はいろいろあるのですが、ひとまず今日はこの話題。

「オタペン社長」と「おすし編集長」でおなじみ、BookBaseさんの有料コミュニティに参加しています。
12月1日スタートで、3カ月間。
もう半分過ぎちゃいました
残り2週間切っちゃったよ(´;ω;`)ウゥゥ

このままだと、あっという間に消化して記事にするタイミングも逃してしまいそうなので、ここでひとまずのレビューを書いておきたいと思います。

そもそも「BBコミュニティ」ってなに?

「BBコミュニティ」とは、それぞれが小説家としてスキルアップするための小説家コミュニティです。

運営されているのは、電子書籍専門の出版プラットフォーム「BookBase」。
Twitterの創作界隈でよくしゃべるペンギンを見かけたら、こちらの社長かもしれません。

コミュニティ内では社長と編集者さんもウロウロされていて、気軽に交流することができます。
「金払う前ににコミュの雰囲気をしりた~い」という方は、スペースやYouTubeでの対談を視聴されてみるとよいかもしれません。

で、参加者目線でまとめたBBコミュニティの基本情報がこちらです。

  • 期間は3カ月! 一期ごとの申し込みで先着順!
  • 有料! 3カ月分を銀行振込で先払いします。
  • 「Slack」と「Discord」、2つの無料アプリを使用します。
  • 参加者同士で作品の感想を伝えるのは禁止!
  • 堅苦しいルールはなし。イベント参加も自由。
  • 顔出し一切なし! チャットオンリーの交流大歓迎! ROM専もめちゃ多い!
マスター
マスター

もしコミュ内で推しが見つかった場合は、こっそり拡散するなどして応援しましょう。
もどかしくもありますが、コミュニティの治安維持のためには必要なルールです。

くわしいサービス内容はBookBaseのサイトを見ていただくとして……
ここからは、私の視点からコミュニティを紹介したいと思います。

参加した目的は、感想サービス!

私の場合、コミュニティに参加した一番の目的は「感想サービス」でした。

BBコミュニティでは、期間内に最大7作の感想を編集者さんからもらうことができます。

「7回だけ?」
「そのためだけにお金払うの?」

と思うかもしれませんが、……ぶっちゃけ、お金を払って損したとは思いません。
7回というチャンスも、妥当というより活かしきれない自分が悔しいくらい。

ちなみに私の感想サービス利用は、こんなかんじ。

  • 【12月】【1本目】作品A プロット ※執筆中
  • 【12月】【2本目】作品B 冒頭1万字 ※ストック書きかけ放置作品
  • 【1月】【1本目】作品C プロット ※新作
  • 【1月】【2本目】作品A 冒頭1万字 ※執筆中
  • 【2月】【1本目】作品C 冒頭1万字 ※新作
  • 【2月】【2本目】(未定)
  • 【SP】作品A 冒頭10万字 ※執筆中(予定)

コミュがスタートする前の私の理想は、期間内に書き上げた新作を見てもらうことでした。
しかし、実際それができた作品は1つだけ(作品C)。

……まあ、私が書くの遅いだけといえばそれだけなんですが。

ここで注目してほしいのは、作品Aと作品Cです。

作品A:執筆中の長編について感想をもらう!

作品Aは、なにを隠そう『少女は血縁に依りて具象する』のことです。

この作品はコミュニティ開始時点(12月1日)ですでに5万字を突破していました。
おおまかなストーリーライン、結末を決めて書き出した作品です。ただし人様に見せるようなプロットは作成しておらず、当然だれかに結末まで含めての感想をもらったこともありませんでした。

というわけで、まずプロットを作って編集者さんに感想を依頼しました。
結果、ちょっと途中のエピソードを変更することに。同じ展開になってしまっているので変化をつけた方が……というご指摘、自分ではまったく気づいていなかったので大感謝です。
くわえて、全体を通して書きたい雰囲気が他者にきちんと伝わったこと、ポジティブな反応をいただくことができたので、がんばって最後まで書くぞ!というモチベーションをいただくこともできました。
目指しているラストシーンを共有して「いいね」と背中を押してくれる存在が、BBの編集者さんなのかもと思います。

次の感想は、冒頭1万字に対してです。
コミュニティには現在5名の編集者さんが在籍されているのですが、参加者から指名をしたり、逆に作品に合わせておまかせすることもできます。
私はプロットの感想をくれた編集さんに、本文も一番読んでほしいと思いました。
でも、どーせだった他の編集者さんの感想も聞いてみたい!(だよねだよね?)
そこで冒頭1万字は、他の編集者さんに。冒頭10万字はプロットを見てくれた編集者さんにお願いすることにしました。

残念なのは、期間中に10万字に達しなかったこと……( T_T)チッ

3ヶ月のあいだに、10万字のミッドポイントに到達する目標だったので、これは普通に悔しいです。

作品C:コンテストに出す短編について感想をもらう!

この作品を書くきっかけは、コミュニティとは関係ないお友達との遊び企画です。

で、せっかくだからプロット出して、本文出して、コンテストにも出しちゃおうという算段w

1月9日〜2月12日のあいだで、ネタ出し〜プロット〜執筆〜推敲をしました。
断言します。プロット作ってよかったです。
編集者さんから感想をもらうことで、グッとおもしろくなった手応えがあります。
短編とはいえ、本文を全部書いてから感想をもらって修正するのは大変なことです。プロットの感想受付は今期からだったのかな? 私はめっちゃありがたく使わせていただきました。

プロットを修正したら、いよいよ本文執筆です。
この作品は、本文も感想をお願いする前提で書き始めたので、予定文字数は1万字でした。
んが、書いてみたら1万5千字を超え(笑)、がんばって1万字ちょいに調整しました。
ただいま感想依頼中です。フィードバックをいただいたら、再度推敲していよいよコンテストに出す予定。はたしてどうなることやら……?

なんにしろ、作品Cはお題を振ってくれたお友達とコミュニティがなかったら生まれなかった作品だと思います。ありがとうございます。

以下に感想サービスの詳細を貼っておきます。

☆感想について
感想は
・作品のイメージが伝わるか?
・おもしろい冒頭になっているか?
といったことを確認して自信を高め、執筆を加速するために利用していただければと思います。
【内容】
・投稿していただいた作品の、冒頭から1万文字程度を読んだ感想をお送りします。
 作品は1万文字を越える長編でも大丈夫です。また1万文字以下の短編でも可能です。
・作品は未完結作品でも可能です。
・毎月2作品まで投稿できます。(3ヶ月合計で最大6作品まで)
・コミュニティ3ヶ月の期間内に1回、ひと作品10万文字までの感想を依頼することができます。
 すでに1万文字で依頼した作品を10万文字で再び依頼することも可能です。
・タイトルやあらすじに関する感想も承ります。
・コミュニティ期間の前に執筆した作品の投稿もOKです。

BB小説家コミュニティ第4期募集開始!(https://bookbase.jp/notices/24)

楽しい・役立つ・編集相談会

感想サービスが期待どおりだったとすれば、編集相談会は期待以上の楽しさでした。

といいますか、正直そんなに質問することなんてないと思ってました!

でも、実際に参加してみると……他の方が質問して、編集者さんが丁寧に回答されているのを読んで(聞いて)いると「あ、自分もちょっと引っかかってることが……聞いても、いいのかなぁ?」みたいになるんです。なったんです!

くわえて、編集者の皆さんがそれぞれ個性的で専門性が高い……!
自分が思いもしなかった質問も出てきますし、その回答にまた「へえ〜」と思ったりして、とっても勉強になります。
編集者さん以外の、参加者さんからの「こんなんあるよ」的回答もまたすばらしい。

あとあと、チャットオンリーで冗談を言い合ったりするのも、私にはとても居心地がよかったです。

残念なのは、仕事や家庭の都合で、なかなかフル参加できなかったこと。
もちろん、事前に編集者さんへDMを送って質問することもできますし、後からログを追って質問と回答を読むこともできます。
でももし時間の都合がつくなら、音声を聞きつつチャットをリアルタイムで追うのがおすすめです。
楽しいで(・∀・)

企画者さんに日々感謝! 雑談会(自主企画)

私がコミュニティに入ろうと思った理由にはもうひとつありまして。

きっかけは、先にも書きましたオタクペンギン社長のスペースです。
小説についてあれこれ話しているのを聞いたり、ハッシュタグつけてツイートしたのを拾ってもらったりしていて「人と小説の話をするの、やっぱ楽しい!」って思ったんですね。
だって日常生活ではそんな機会、まーったくないんですもん。

BBコミュニティでは有志の主催により、テーマを決めての雑談会があります。
日時を決めてDiscord上で待ち合わせて、チャットでおしゃべりするかんじです。

これが! たのしい!

クローズドの空間で、しかも自主企画なのでどこまで書いていいのかわからないのですが……知らない情報もいろいろ入ってきますし、場合によっては自分のなかに眠っていた願望やフェチが露わになることもあり……たのしい(語彙力

主催してくださったおふたりには深く感謝です。あざっす!

迷作誕生? リレー小説(自主企画)

もうひとつ自主企画からご紹介。

私は残念ながら参加しそこねたのですが(すべては遅筆が原因)、今期はリレー小説というものがありました。
一回あたりの上限文字数や、全何話で終了するかなどを決めて、後ろの人にぶん投げていくアレです。

私は参加しなかった人なので、読者の感想になってしまいますが、おもしろいですね〜!

本人たちもどこに向かっているかわからないところが、リアルタイム・ショーを見ているようで……で、リレー小説本体を(忙しくて)読んでいなくても、雑談部屋をのぞいていると勝手に「あれは……どうなるんだ……?」「俺が作った設定もう死んだ……」「爆弾が投下された……」「いつの間にBLに……」みたいな感想が流れてくるので否が応でも気になります。

実際どんなリレー小説ができあがったのか――は、いずれBookBaseから明らかになるかもしれないし、ならないかもしれない(私は知らない)。

モチベーションはアップしたか?

BBコミュニティの目的は、参加者各自の小説家としてのモチベーションを上げることです。
まずは作品を書いてもらい、スキルアップもしていこうという算段、のハズ。

◆コミュニティの目的
本コミュニティは創作を行う方に向けた創作へのモチベーションを高め、執筆を行うための環境を提供するためのコミュニティです。コミュニティをどのように使われるかについては、各参加者様の自由となっております。他の作家様との交流目的や編集からの感想のみのご利用なども大歓迎です。

BB小説家コミュニティ第4期募集開始!(https://bookbase.jp/notices/24)

では、利用してみて実際のところはどうだったのかというと……

集中部屋で、誰かが書いているのが刺激になる

Discordには用途?に応じて3種類の「集中部屋」が用意されています。

集中部屋のボイスチャンネルに参加すると、アイコンが表示されます。
もちろん、利用するかは各自の自由。
マイクをオンにするかどうかも、各自の自由。
音を出せない環境の時は、スレッドで挨拶だけして集中部屋を利用することもありました。

……まあ、それだけといえばそれだけなんですが。

これがなぜだか「私も書くぞー」という気持ちにつながるから不思議です。

私の場合は、昼休みにボイスチャンネルを入れて(マイクはオフ)、執筆していました。
このルーティンだけでも、去年の冬に比べればずいぶん書くことができました。

ひとりでの活動では得られない知識が降ってきて刺激になる

私はネイティブではないので、余計に感じるのですが、インターネットって便利ですよね。
信頼性の問題はあるにしても、スマホひとつで気軽に調べ物ができるというのは、すごいことだと思います。

ただ、検索して知識を得るには、本人の能動的な行動が必要です。

つまり「知ろうとしなければ、入り口にも立てない」。

コミュニティのいいところは、参加しているだけで様々な知識が降ってくるところです。
自分から質問したり発言したりしなくても、相談会や交流会の音声を聞いたり、チャットを眺めているだけで知らなかった情報がどんどん流れてきます。

それも小説や創作に関連した情報が集中して、です。

私は4期が初参加だったのですが、今期は特別に「旬の情報」が多かったようです。
「〇〇ならこの人」と言える参加者さんもたくさんいらっしゃって、雑な感想でお許しいただけるならば「なんかすげえなこの人たち」という集団。

それゆえに、新しい目標や知識もたくさんいただくことができました。

小説を書いていて、もう少し刺激がほしいな〜という方には、本当におすすめのコミュニティだと思います。

有料コミュニティの価値

――で、利用するにはお金がかかります。

第4期は月額4,400円(税込)でした。
3ヶ月で13,200円です。前払いです。振込手数料もかかります。

でもまぁ、会費のことを思ったのは、振込するまででした。
いざ始まってみたら楽しさと、創作へのモチベーションと、2月で終わっちゃうよっていう焦りで、お金のことを思い出す暇がないという……いいのかこれ? でも充実してたってこと、だよな。うむ。

あぁ、あと。
これは社長さんもしょっちゅう言われていることなのですが、有料だけあってとても治安がいいです。
参加者同士の感想も禁止になっているので、小説投稿サイトやどこぞの創作教室のように、よくわからん感想という名の批判をぶつけられてションボリすることもありません。
感想をくれるのは編集者さんですし、その感想の内容も、皆さんとても言葉を選んで書いてくださっています。もちろん褒めるだけではなく指摘もあるのですが、いや〜言い方って大事ですね! このあたりの気配りができるのは、BBの編集者さんたちもまた創作者であるからなのかも。

最後に

私は5期も参加するかどうか……検討中です。
夜の交流会や雑談会は調整さえすれば参加できるのですが、昼間の編集相談会への参加が運まかせなので……春が来たら勝率が下がるのが目に見えている……
でも、気にかかっている点はそれだけっちゃそれだけなので、うーん、どうすっかなぁ。

利用したことがなく興味がある方は、ぜひエイヤッと参加してみることをおすすめします。
お金のことはひとまず脇に置いておくとして(自分の財布と相談しましょう)。
まー、自分に合わなくても3ヶ月後には勝手に解散しますから。気楽に。

で、もし参加されるなら、ぜひ交流会や編集相談会をチェックしてください。
Discordのボイスチャンネルをオンにして、マイクはオフでも大丈夫。小説や創作についてあーだこーだ喋っている声を聞きながら、チャットを眺めていましょう。気が向いたら適当なコメントを打ち込んで(期間終了後、Discordのチャットデータは削除されるのでダダ滑りしても大丈夫)。

たーのしーいでーすよー(・∀・)b

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