評価・感想・ブクマ・PV……何を追い求めるかは、人それぞれ

「なろう」になじめない中年作者が思ったことを書くエッセイ 「なろう」になじめない中年作者が思ったことを書くエッセイ
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このエッセイは、小説家になろうでの連載作品を一部改稿のうえ転載したものです。
 その点をご留意の上、お読みください。

最近、すごくびっくりしたことがある。

「小説家になろう」のインデックスページの遥か下、フットメニューの片隅には「未評価作品一覧」「未感想作品一覧」というという項目がある。
内容といい、場所といい、「なろう」世界の果ての果てみたいなページである。
たぶん運営(というか、噂の博報堂)の方も、アウト・オブ・眼中な辺境と思っているのではなかろうか。

その「未評価作品一覧」ページを、何の気なしに覗いてみた。

正直、私は勝手に、一覧は新着順になっていると思っていたのだが、未評価作品はポイント順で並んでいた。
しかも、けっこうな高ポイント。私の作品なんて足元にも及ばないレベルだ。

未評価なのにどうして?

そう思ってよくよく見てみる。
それらは積み重なったブックマークのポイントだった。
評価ポイントはひとつも含まれていない。というより、作者は評価を受け付けていない。

私は単純に、かっけぇなあ……と思った。

評価を受け付けないとは、どんな心理なんだろう。
他者の評価を気にするのに疲れたのか、心ない嫌がらせを受けたのか、それとも評価そのものに興味がないのか……推論はできるが結論は出ない。
確実に言えるのは、その作者が小説が好きで、書き続ける情熱があり、読者もまたその作品をおもしろいと思っていること。それから……これは推測の域を出ないが、作者がランキングや書籍化という結果を重要視していないのではないか、ということだ。

「なろう」には、書籍化を目標に書いている作者がたくさんいる。
実際にその割合をはじき出すことは難しい。しかし、成功者の体験談やエッセイがランキングに食い込むくらいには、興味を持っている人がいることは確かだ。
別に書籍化を目指すことが、悪いことだと言いたいわけではない。
ただ、そんなユーザーの中には、書籍化という目標のために作品を書き始めて、思うようにポイントが伸びなければ切り捨て、新しい作品を書き始める、そんな人もいると知った。

それに比べると、評価を受けずとも書き続けられる作品は、幸せだなと思うのだ。

さて、評価を受け付けない作品がある一方、感想を受け付けない作品も「なろう」にはある。
感想欄が荒れるのを避けるため、ということもあるだろうし、単に感想を必要としない作品だからという可能性もある。

おもしろいのは、感想欄をオープンにしている人たちもいる、という点だ。

感想について、マニュアルには下記のように書かれている。

===========================
書き込み権限
・ログイン制限なし
・ログイン済みユーザ

上記のどちらかを作者が設定することが出来ます。
投稿時は自動で「ログイン済みユーザ」が選択されています。
===========================

作品投稿時、選択するステップがないため、ほとんどの作品の感想欄にはログイン制限がかけられている。一番の目的は荒らし対策だろうが、ユーザー数を増やしたい運営側の狙いもあるかもしれない。

感想欄をオープンにするというのは、そのログイン制限を外すということだ。

私が遭遇したのは、運営からアカウントを削除(アカBAN、BAN)された知人のために、感想欄オープン宣言をした作者たちだった。
アカBANされたその方は、皆さんに愛されていたんだなぁと思う。と同時に、こんな考え方、楽しみ方があったのかと驚いた。

改めて「小説家になろう」ってコミュニティなんだと(今回はいい意味で!)思い知らされた。

ついでに書いておくと、私自身は評価よりも感想よりもPVが気になってしかたがない派だ。
それはたぶん、アカウントを持っていない家族が「なろう」の有名作品を読みまくっている姿を毎日見ているからだと思う。
(私の小説は「なんか恥ずかしいからやだ」と拒否ったくせに!)

本当にここには、いろんな人がいる。

過去のマスター
過去のマスター

「思ったことを書くエッセイ」ですが、評価やポイントにまつわるテーマで書くのは、ひとまず今回で終わりにしようと思います。
よそ様の「なろう」に関するエッセイに感想を書くのも、自粛。

とある方のエッセイを拝読しまして、なんか……不毛だなと思ったのが理由です。

どうせ書くなら、書く時間があるなら、自分の小説を書こうと思います。

というわけでこの連載も、不定期連載に切り替えます。
毎週火曜日、19時更新は今回まで!
Web小説について、何かしら自分の考えがまとまったら、また書きます。

「読んだよ!」と教えてくれると嬉しいです。
  • 読んだよ! 
  • また今度! 
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